「問題児」なんて、ひとりもいない。
こどもと呼ばれる「小さな人」がそこにいるだけ。
彼らを問題だと見なしてそれきりの、大きな人たちが多いだけ。
「障害者」なんて、ひとりもいない。
「社会との関わりの中で障害に直面している人」がそこにいるだけ。
彼らは障害を抱えていると思い込んでそれきりの、大きな人たちが多いだけ。
「偉人」なんて、ひとりもいない。
失敗し続けても成し遂げるまであきらめなかった人がいるだけ。
万人に称賛される功績がなければ人の偉大さを認識できない、大きな人たちが多いだけ。
「天才」なんて、
…いる。
そこかしこに、いる。
あなたがそう。
あの人も、その人も、そう。
「天賦の才」は、誰しもが必ずひとつは持っている。
それを忘れていて、思い出せないでいる大きな人たちが多いだけ。