こないだべジーシッターでこどもたちと児童館に行った時のこと。
ママさんがひとり見てるそばで2〜3歳くらいの子同士がおもちゃの取り合いしてて、
よその子に手が出ちゃったのかなあ、ママさんがその子(じぶんの子)に
「それはダメでしょ!あやまりなさい!」って怒りながら言ってて。
ぼくはそれ見て、「う〜ん…」って思った。
しつけ/マナーという観点からするとどう見たって正しいんだけど、
その子の情操教育という観点からすると…決して花マルではないぞ、と。
何がこわいって、
「あやまりなさい!」ってその言葉の裏には、無意識であろうと
「あなたは間違っている」というメッセージが自動的に込められてしまうから。
後でフォローするってのももちろんアリなんだけど、
ぼくからすると理想的なのはフォローしつつ「じぶんから」謝れるように促すことで。
「しでかしてしまった」子のきもちも、
できるかぎり「その場で」大事にしてあげてほしいんよね。
その行動に出た理由をきいてあげてほしいし、
少なくとも「必ず理由がある」ということは思い出してほしい。
悪いこと、ダメなことをしたくてする子なんていないから。
親御さんとしては、「ちゃんと謝れる子」になってほしいわけよね。
そりゃそうだ。
じゃあ、同じ「ちゃんと謝れる子」でも
「(問題が起きた時に表面上は)ちゃんと謝れる子」と、
「(じぶんの非を認め、相手の心情に共感した上で)ちゃんと謝れる子」と、
どっちがいいですか?
(まあ、↑の例えは極端だけれども。(´・ω・`))
日本ではよく「人に迷惑をかけてはいけない」って教えられるけど、
これのせいってのはだいぶあると思うな。
「(じぶんにも他人にも)失敗を許さない」という、もはや呪いだと言っても過言ではないきがする。
(※だからって迷惑かけてもきにすることはない、ってことでは決してないですよ!)
インドで教えられているという、
「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」
という考え方のが、どっちかというとぼくは好きなんだよなあ。