今日は、ぼくが考えるヒーローと英雄の違いについて。
英雄はヒーローって訳せるけど、
でもぼくん中ではイコールじゃないんよね。
英雄って、なんつーか銅像になるような感じ。
一度でも何かの頂点を極めた人がなる感じ。
皆が、崇め奉る感じ。
ヒーローは、そういうピークがあるんじゃなくて、
みんなといっしょにいて、
何だろう…続いていく感じ。
(アンパンマンってまさにそれじゃない?)
んで、
ほんもののヒーローって、
だれかのピンチを救ってそれで終わりじゃないきがする。
そこで途切れないきがする。
想い…「どう世界を見るか」、そのまなざしが受け継がれていくきがする。
救われた人が、今度はだれかを救いにいくきがする。
ありがとう!って思って、
うれしくて、
憧れて、
突き動かされるものがあるきがする。
『ぼくも/わたしもああなりたい、追いつきたい』って思うきがする。
ああ、うん、
やっぱりぼくは、
「じぶんの命をかけてだれかを助ける人」のことをかっこいいと思ってるんだなあ。
消防士さんとか。
曽田正人さんの漫画でいうと、一番はダントツで『め組の大吾』なんよね。
(※異論は認めます)
そう、
小学校低学年の時、学校の近くに消防署があったんだけど。
なんでだったかなあ、ある日突然思い立って、
ひとりでアポなしで取材?に行ったんだよなあ。
「消防士さんのお仕事のことをおしえてください」って。
一人の消防士さんが、椅子に案内してくれた。
署内の自販機で缶ジュース(確かキリンメッツだった)を買ってくれた。
細かくは忘れちゃったけど、
「消防士さんをやるのにだいじなことは何ですか」
「きをつけていることは何ですか」
「いつも訓練しているんですか」
とか、そんなことを訊いたと思う。
その消防士さんは、そのひとつひとつに丁寧に答えてくれた。
そして消防署を出た後も、ドキドキしていた。
かっこいいなと思った。
そこで消防士になりたい、とはならなかったんだけど、
ぼくの目をまっすぐに見つめて、真剣に話してくれたことが何だかとても、誇らしかった。
ぼくのことを少しも「こども扱い」なんてしなかった。
だからかな。
当時はそんな風に分析なんてできてはいなかったけど、
『ああいうかっこいい大人になりたい』と思ったなあ。
『ぼくもなれるかな…?』を通り越して、
『ぼくも/わたしもああいう(在り方の)人になりたい!』
って思わせてくれるのがヒーローだな、ぼくの中では。
うーん、
何だか、じぶんでハードルをあげてしまったぞ。
でも、こどもに関してだったら、
他の誰でもないぼくが
『そこまでたどり着きたい、死ぬまでそういう在り方でいたい』
って思ってるから、何の問題もないのだ。
(ヒーローを目指す)人生は続く。