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來樹くんが気を失うように眠りに落ちて小一時間。
いかな2歳児とはいえ、ずっと抱えたままだとだんだん腕や尻がしびれてくるので、
(エスカレーターの手すりのようなベンチで、そもそも長時間座る想定をされていないだろうからあたりまえといえばあたりまえだが)
あたかも太極拳のようなスローモーションで「そう〜っ」と体勢を変えていたら、
眠りが浅くなっているタイミングだったのか、ふいに
來樹くん「……? ㍕(´~ヾ)㍕」
と、目をこすりながら起きてしまった…!!!
さっきまでの状態が状態だっただけに、
『さあ、どうくる……!?(;´Д`)』
ドキドキしつつも、なるだけ平静をよそおって
「ん、起きたん?(´ー` )(内心:汗)」
と聞いてみる。
來樹くん、ぼう〜っとして、
あたりを見回したり、いろいろ思い出してる風…
時間にして15秒かそこらだったろうが、今振り返ってみると、
そのシーンには、あの有名な小坊主のアレがぴったりだと思った。
ポク、ポク、ポク、ポク…(木魚)
ぼく『ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…』
チーン!
…そして
号泣、再び。(´;ω;`)
『き、来たーー!!!(;´Д`)』
と思いはしたものの、
ぼくも一度ハラくくってたのですぐに落ち着きを取り戻し、
『しゃー!何度でも来いやぁー!!( •̀ㅂ•́)و』
と真っ向から対峙する構えになれた。
…でね、
もちろん彼にとっては、ママに会えないのって「悲劇」であり「絶望」だから、
相変わらず滝のような汗をかきつつ嗚咽まじりで絶叫し続けてたんだけどね…
今度はね…
ひとりで泣き止むの、さっきよりもすごく早かったんですよ!!!
つっても10分くらいは泣いてたと思うけど、それでも
すごい成長じゃないですか!?
ほんでね、
その日それ以降、ぼくと二人で外におる間、ママがいないことで彼が泣くことはなかったんですよ!!
もっかい言うよ?
すごい成長じゃないですか!?
男子三日会わざればナントカ、って言うけど、この人は
たったの1時間でこれだぜ?
たぶんね、
ほんと、ぼくの主観でしかないけどね、
寂しさも悲しさも辛さも、全部味わいきったんだと思う。
「大好きなママが傍にいない」という認めがたい「現実」を、しっかり受け入れることができたんだと思う。
そんでもって、「乗り越えた」んだと思う。
やった!
やったよ!!(´;ω;`)
そしてこっからはもう、今までなんだったんだよ、ってくらい展開が早かった!
つづく!( ´ ▽ ` )ノ