前回はこちら。
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(代々木公園、といっても関西在住の來樹くんは知らないだろうから)
「大きな公園へ行く」と伝えて、それについては了承済みだったのだけど、
目当てのイベント『earth garden』が行われている代々木公園野外ステージ広場への道のりはこの時点で半分にも来ていません。
(ちなみにナイキストアの向かいあたり)
(さらにちなみに出発から1時間以上経過)
「ピック&ダッシュ」の次は、
延々と同じ場所をぐるぐる回る「無限ループ」が始まりました。笑
そして、不穏な空気が流れ始めたのもこのあたり。
お気に入りのミッキーバスを使って地面で遊びはじめたのはいいのだけど、
しばらくして飽きた?のか、何かを振り払おうとしているのか…
なにやら様子がおかしい。
來樹さん、ミッキーバスを置いたままその場を離れようとする。
うっかりでなく、わざと。
それでぼくもわざと、
「あれ、ミッキーバス忘れてるよー?」
と言ったのだが、きかない。手に取ろうとしない。
「來樹くん、それあなたの大事なやつだよね?」
頑に、きかない。
近づこうともしない。
「來樹くんがそれ置いていくの、べじさんやだな。それで遊ぶのやめるのはいいから、持ってこう?」
長考の末、ミッキーバスの前に座りこみ、
じりじりと、じりじりとほんとうに少しずつ手を伸ばす。
『ぴとっ。』 ミッキーバスに指が触れた瞬間。
「ありがとう!!!ちゃんと拾ってくれたね!!!えらいよ!!!(•̀ᴗ•́)و ̑̑」
おもきしおおげさに言って(←とっても大事だと思ってる)、
リュックにしまってまた代々木公園へ向かおうと促すんだけど…
『公園に行きたくないわけじゃない。』
『でも、ここにいたいわけじゃない。』
『思いっきり遊びたいわけでもない。』
『自分でどうしていいかわからない。』
しばらく、ずうっとそんな風に見えていました。
ようやくこの場所から動いたかと思うと、こんどは歩道のベンチうしろにある植栽のあたりの虫たちが気になり。
そこに座り込んで、蟻が行く先を追いかけ、巣穴がいっぱいあることを教えてくれたりしました。
(´-`).。oO(う〜ん、気分的に、持ち直したかな?
そんなことを思っていた時…
事件は突然起こりました。
…つづく!!