レクリエ日記(仮)

こどもが大好きで、いっしょに遊び楽しむことを通してこどもの「生きていく強さ」を育てたい『こども王子/こどもの笑顔クリエイター』、 「ベジ」こと浅野暁彦のブログです。(できる時に、更新。)

シェルター(仮題)

個人的相談ウィークは続く。 

 

これは書こうか少し迷ったのだけど、

すごくだいじなことだと思ったので、書きます。

 

職場の人のお子さん(中学生)の友達が、

最近現在進行形でいじめを受けている、と。

 

移動教室から戻ってくると、

口汚く、心ない言葉を書き連ねた手紙が自分の机の中に入っているのだそう。

 

先生に相談しても、「調査するから待て」のあと音沙汰無し。

親には相談したくない(断固とした意思があるらしい)。

 

手首に傷がある(?)の見つけた犯人が「リストカットなんかしてんじゃねーよ」と、また手紙を入れてきた。

いくつかの状況から考えて、おそらく同じクラスの生徒である可能性が高いことまではわかった。

 

しかし、

犯人(本人、あるいは犯人と繋がっている)かもしれないから、うかつにクラスメートには相談できない。

唯一信頼できる友達に相談しても、「先生に相談しなよ」を繰り返すばかり。

でも先生や、学校側による解決は期待できない。

家族には相談できない。

 

どうしていいかわからない。

 

 

その子の置かれている状況や背景をだいたい把握したので、

「こうしてみたらいいんじゃない?」ってのはアドヴァイスできるし、

解決に至らずとも、少しでも楽にしてあげることはできるという自信はあるんだけど、

ぼくが自分で首をつっこみたい気持ちを抑えて、ここはその人に任せるべきだし、託そうと思った。

 

その人に、「こういう対応をするつもり」というのを聞く中で、

ひとつ、ひっかかった部分があった。

 

(実際にしていたということがわかったとして、)

「…それから、『リストカットなんてしちゃだめだよ』って伝えて…」と。

 

その瞬間、ぼくが『んん…?』という顔をしたので、

「えっ、なんか…間違ってる……?」と聞かれた。

 

 

「ううん、間違ってはないんだけど…たぶんそれを言ったらその子をよけいに追いつめてしまう気がする。」

 

「その子が今ギリギリでなんとかやれているのは、(それが本当だったとして)リストカットが『できている』からかもしれない。血が出るのを目にしてる間は、痛みを感じてる間は、生きてる実感を得られるのかもしれない。自分自身で『生きよう』とする努力がリストカットというあまり『よろしくない』形になってしまっているだけで。あくまでも戦い続けるための、一時避難所/逃げ場を、勇気を出して相談した人に許してもらえなかったら、ほんとうにどうしていいかわからなくなってしまうと思う。」

 

というようなことを言った。

 

 

※ちょっとうまくまとめられないので別の記事に分けるか、後で加筆して続けます。