レクリエ日記(仮)

こどもが大好きで、いっしょに遊び楽しむことを通してこどもの「生きていく強さ」を育てたい『こども王子/こどもの笑顔クリエイター』、 「ベジ」こと浅野暁彦のブログです。(できる時に、更新。)

「いい子にしてなさい」って何?

こどもに対して、

 

「いい子にしてなさい!」

「いい子にしてたら〇〇してあげる」とかって、

 

あれ、何なんだろう。

 

 

「いい子」とは。

 

「これこれこうだ!」って答えられる人って、いる?

 

答えにつまる人って多いんじゃないだろうか。

 

「(お行儀の)いい子」

 

「(ききわけの)いい子」

 

とか、そんなあたりかな。

でも、その時々で大人の都合のいいようにニュアンス変えてることない?

 

それってこどもを「御する」前提があるんだよね。

大人の意図した通りにするのが「いい子」。 

 

たださあ、言葉が通じるからって、

意図がそのまま通じるとは限らない。

 

語彙が少なければ、

それに付随する概念をまだ獲得していなくてもあたりまえだ。

「いい子」だなんて、わかんないよ。

(「いいかげんにして!」なんかもそうかな。)

 

わかんないから、

大人がしてほしくないことをそのままし続けたり(だってやめる理由がない)、

戸惑ったり、どうしようもなくなって泣いたり。

 

なんか知らんけど、どうやら怒られてるらしいというのはわかるから、

押し黙ったり。

 

それはこどもを「大人しくさせたかった(←ずっと前から思ってるけど変な話だよね)」大人の一時的な「勝利」ではあるけど、

しつけが成功したように見えるけど、実は何の解決にもなっとらん。

 

 

そして、 

それ、こどもからしたら、時にとてもおそろしい「呪文」になるんだ。

 

 

「いい子にしてなさい!」

 

 

『それを言われるってことは、ぼく/わたしは今「いい子じゃない」。

いい子じゃないってことは、悪い子なのかなあ…。』

 

って思っちゃう子いると思うんだよなあ。

(ぼくがそのタイプだった)

 「そっち」の方を真に受けちゃうの。

 

 

イライラするのはしょうがない。

人間だもの。

でも、そのせいで相手をどうにかしたいと思ったら、

 

「あなたは◯◯だ、あなたが〜〜したせいで私が嫌な思いをしている」といったジャッジメントでなく、

 

 

自分を主語にして、

 

「『私は』これこれこう思っているから、あなたに◯◯してほしい、◯◯してもらえる?」

 

って言ってみてほしい。

 

相手が大人ならもちろん。

こどもなら、なおのこと。

 

ベジさんからの、お願いです。

 

 

決して見下すんじゃなく、

かと言って見上げるんじゃなく、

同じ目線の高さで、じぶんと対等な人同士の対話であるとイメージして

じぶんの希望や要望を伝えてみてほしいんだよなあ。

 

 

拍子抜けするほどスッ、て伝わるのを実際に経験してもらったら、

「ああ〜。」って、わかってもらえるんじゃないかなと思ってます。

(๑′ᴗ‵๑)